賃貸物件の下見時には周辺環境のチェックも忘れずに行いましょう。一人暮らしや、ファミリー、高齢者などによって近隣施設の要望は違いますが、これらについては別記事の「周辺施設の充実度をチェックしよう」で紹介していますので参照下さい。
今回は、周辺施設などではなく、騒音問題や近隣トラブルなどの注意点を紹介していきたと思います。
騒音問題をチェック
騒音問題といっても様々なものがあります。大きくわけると
- 自動車による騒音
- 人的な騒音
- 設備の騒音
などに分けられます。
「自動車による騒音」で特に気をつけて欲しいのが、大型トラックの騒音です。長距離郵送などの大型トラックは夜間の移動が多い為、昼間の下見時とはまったく異なります。さらに暴走族などの問題もありますので、夜間に物件周辺を視察する際には、週末を選択する方が良いでしょう。
「人的な騒音」については、酔っ払いや若者などの溜まり場となる場所が近くにないかをチェックしましょう。繁華街に近い物件では酔っ払いなどの問題がありますし、近くに公園や河原などがあると、夜中に若者が花火やバーベキューなどで騒ぐ心配があります。
「設備の騒音」とは、カラオケスナックやパチンコ店などです。このような施設が近くにあると子供の騒音問題だけでなく、治安の問題も考えられます。
近隣トラブルの注意点
賃貸物件であれば敷地外での近隣トラブルというよりも、建物内でのトラブルが中心となります。
- 両隣や上下の入居者がどのような人物なのか?
- 小さな子供がいるのか?
などを調べているだけで騒音トラブルは大きく減らすことができます。
また、同じ住居内に夜の商売などをされている方が多いと夜中でもお構いなしに出入りされますので、エレベーター付近などの部屋を避けると良いでしょう。
入居者の細かな情報などは不動産会社も簡単には教えてくれませんが、聞き方によります。例えば「隣の住人はどのような仕事をされている人ですか?」という質問には答えてくれないでしょうが、「同じ階に水商売をされているような1人暮らしの女性はいませんか?」などのように個人を特定する情報でなければ、意外と簡単に答えてくれます。