入居審査とは、入居申込みに記載されている情報をもとに

• 家賃を支払っていける収入があるのか？
• 他の入居者に迷惑をかけるような人物でないか？
• 保証人はどのような人物であるか？

などを審査することをいいます。

入居審査は誰がするの？

入居審査というと、銀行などのローン審査やクレジットカードの審査のように専門の機関が行うと思っている人が多くいらっしゃいますが、一般的に賃貸の入居審査は不動産会社と家主で行うことになります。

しかし、最近では家賃保証会社などを使用する入居者が多いので、このような場合には、審査に家賃保証会社が加わることになります。

審査基準とは

入居審査の基準となるのが、

• 職業と収入
• 家族構成
• 保証人

などなのですが、それ以外でも不動産の営業マンが感じた人柄なども大きな要因となっているのが実情です。これらすべてをクリアしていないと審査に通らないということではありません。定職などに就いていなくても、保証人がしっかりしていれば審査に通ることもあります。

審査確認はあるのか？

「職場や携帯電話などに在籍確認などの電話が本当になるのか？」という質問をよく受けますが、これはなんとも答えようがありません。参考程度に回答するならば、私が実際に働いていた不動産貸家ではランダムで確認していました。

全てのお客様を確認するという訳ではないのですが、ちょっと怪しいと感じた場合や勤続年数が短い場合などは、確認することもありました。

ですので、絶対に入居申込書に嘘の申告はしないようにしてください。年収などちょっと高めに書いていてもバレないだろうと思っている方も多いようですが、不動産会社によっては、本契約時に所得証明書の提出をさせる場合もあるからです。

入居審査の注意点

入居審査に必要と称して様々な書類を提出させる不動産会社があります。所得証明書、住民票、印鑑証明書、在籍証明書など「入居審査でここまで必要なのか？」という書類も少なくありません。

なかには入居審査の段階で保証人の所得証明書などを提出するように言ってくる不動産会社もあるのです。

しかし、不動産会社によって必要書類は違いますので、「前回部屋を借りた不動産会社などでは、こんな書類提出しなかった。入居審査だけでここまで書類が必要なのか？」と言いたい気持ちはわかりますが、絶対に言ってはいけません。

あくまでも不動産会社の意向に従うしかないのです。ここで無駄に抵抗すると、人的要素の面で入居審査を落とされてしまいます。面倒くさくても不動産会社の請求する書類を揃えるしかないことを覚えておいてください。

入居審査のワンポイントアドバイス

入居審査は基本的に不動産会社と家主で行うということは上記で説明しましたが、8割〜9割は不動産会社の意見が反映されることになります。その不動産会社に管理を委託している家主は不動産会社に絶対的な信頼を置いていますので、不動産会社がOKを出した人物を家主が断るということは、ほぼありません。

すなわち、不動産会社が入居審査の大半を握っているということになります。では、不動産会社は入居申込書の何を基準に審査を行っているのでしょうか？

これは私が働いていた不動産のことですので、すべての不動産会社に該当する訳ではありませんが、基本的には職業と収入3割、保証人4割、人柄3割です。

職業と保証人のどちらかがマイナスポイントでも、他の2項目がプラスであればなんとかなるのですが、人柄がマイナスの場合には、職業や保証人がプラスでも確実に審査で落していました。

つまり人柄がもっとも大事なポイントだということです。

とにかく、前回の賃貸部屋で敷金問題や近隣トラブルなどがあった話しなどは、絶対にしないようにしましょう。