手付金とは、契約するまで気に入った物件を抑えてもらう為に不動産会社に支払うお金のことです。相場は10000円〜家賃の1ヶ月くらいが多いようで、一般的には入居申込みの際などに同時に支払うことが多いようです。
もちろん、契約する際には支払っておいた手付金は初期費用の一部として計算されることになります。
しかし、売買物件と違い賃貸物件は手付という習慣がありませんので、不動産会社によっては賃貸物件の手付などを行っていない場合もあります。
手付金を支払ってもキャンセルできる
手付金を支払っても、正式な契約ではありませんので、実際に賃貸契約するまでは自由にキャンセルすることができます。
売買物件などはキャンセルすると手付金が戻ってこない場合もありますが、賃貸に関しては基本的に全額返還される場合が多いようです。しかし、不動産会社によって取り決め方は様々ですので、手付き申込み時にしっかり確認しておきましょう。
手付金を支払っていれば安心？
上記でも書きましたが、手付申込みと賃貸契約はまったくの別物ですので、手付金を支払っているから絶対に安心という訳ではありません。
例えば、賃貸物件の家主は数軒の不動産会社に入居者募集をお願いしている場合があります。仮にA不動産であなたが、手付金を支払っても、B不動産のお客さんが先に契約してしまう場合もあるということです。
手付金はあくまでも、あなたが検討している不動産会社だけで有効であり、他の不動産のお客さんは自由に契約することができます。
手付金を支払う場合は家主にも連絡してもらう
上記のように手付金を支払っていたのに、他の不動産会社で契約されてしまったということを防止する為にも、手付金を支払った時には、不動産会社から家主に連絡を入れてもらいましょう。
ただし、家主にとっては何のメリットもありませんので、せめて1週間以内に返事します。などのようにシッカリと期限を決めてお願いするのが得策だと思います。
