見ず知らずの他人と生活するシェアハウスに比べ、友人や会社の同僚などと一緒に暮らすことが多いルームシェアですが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか？

今回は知り合い同士でルームシェアをすると仮定して、メリット・デメリットを紹介していきたいと思います。

ルームシェアのメリット

1：家賃の負担を減らすことができる

※友達や会社の同僚など、2人〜3人で生活をするのですから、当然家賃の負担を減らすことができます。一人暮らしでワンルームマンションを借りると家賃が6万円だとします。しかし、同じ地域で2DKや3DKを借りても家賃は10万円前後で済みますので、3DKだと一人当たり33000円の負担となり、半分くらいの家賃で済むのです。

2：光熱費の負担を減らすことができる

※電気や水道、ガスなどの光熱費も家賃と同じように、一人暮らしをするよりも節約することができます。特に家賃と違い、光熱費の場合は基本料金が一世帯ごとに掛かりますので、かなり大きな節約効果が期待できるはずです。

3：よりグレードの高い物件に住むことができる

※ルームシェアは何も節約することだけが目的ではありません。今現在一人暮らしをしている人であれば、同じ程度の負担で今よりもさらにグレードの高い賃貸物件を借りることも可能になります。つまり、節約する気はないけど、今よりもグレードの高い賃貸物件に住み、セレブな生活を味わいたいという方にもオススメなのです。

4：家事・炊事の負担を減らすことができる

※ルームシェアの場合、同居人と炊事や家事を分担して行うのが一般的です。
作る量が2倍・3倍になっても掛かる手間は同じなので、その分負担が減ることになります。もちろん、ルームシェアをしているからといって必ずしも同居人の食事まで作る決まりはありません。ルームシェアをしているけど、炊事や家事にはお互い干渉しないというルールを作っているケースも少なくありません。

5：防犯面での安全性が高くなる

※空き巣や強盗などは、高齢者や一人暮らしの家を狙って侵入するケースが多いのです。その点、ルームシェアをしていることで、万が一の際の防犯という視点でもメリットは大きいと思います。あなたが留守しているときでも、シェアメイトが在宅していれば、それだけ空き巣や強盗に侵入されるリスクは減ることになります。

6：いつでも身近に話し相手や相談相手がいるという安心感

※仕事のこと、恋愛のこと、家族のことなど、人生に悩みはつきものです。そんなときに話を聞いてくれる相談相手が身近にいるだけで気分が楽になります。それが気心が知れている友達ならば尚更でしょう。

7：赤の他人と生活することで、将来、結婚するときの参考になる

※友達や会社の同僚といっても、基本的には他人です。育ってきた環境も違えば、物事に対する考え方も違います。このように赤の他人と生活するということは、将来的に結婚したときの参考にもなるはずです。

ルームシェアのデメリット

1：友人関係が壊れるリスクがある

※一番の問題となるのが、ルームメイトとの関係が壊れてしまうリスクがあるという点でしょう。一緒に生活をすると今まで見えていなかった一面が見えてくるようになります。あなたのルームメイトがお金にだらしなかったり、片付け・掃除などがまったく出来ない人という可能性もあります。

2：ルームメイトが家賃・光熱費を払ってくれないリスク

※ルームシェアしている仲間が突然離職してしまい、家賃や光熱費を払えなくなるというリスクも決してゼロでは無いはずです。ただ仲が良いとか性格が合うというだけでなく、ルームメイト選びは慎重にしましょう。

3：ルールに拘束されてしまうケースが増える

※家事や炊事を当番制にするケースが多いようですが、自分が炊事当番の日にどうしても外せない仕事や用事が入ってしまうこともあるでしょう。1人暮らしなら気になりませんが、ルームシェアでは、ルームメイトを気にしなければなりません。

4：彼氏・彼女など、他人を連れ込まれるリスク

※ルームメイトが恋人や友達を家に連れてくることもあるでしょう。月に一度くらいであれば、我慢することも出来るかもしれませんが、毎晩のように恋人や友達が遊びにくるとストレス蓄積の原因にもなりかねません。

5：生活習慣の違いが気になる

※寝る時間やお風呂に入る時間など、これまでの生活習慣という物が人それぞれあるはずです。その生活習慣が必ずしも同居人と同じだとは限りません。あなたのが眠りに就く時間にお風呂に入ったりされるケースもあるはずです。

6：突然退居されると費用負担が2倍・3倍になるリスク

※一番困るのが同居人が突然部屋を退去すると言いだした時でしょう。これまでは同居人の人数で家賃や光熱費を分割していた場合、退去した人の分を残った人が負担しなければなりません。2人でルームシェアしていた場合、一人が退去すると残った一人の負担は2倍になってしまいます。