賃貸物件を借りる際に絶対覚えておいたほうがいいのが、不動産会社の種類です。不動産会社を大きくわけると
- 大手不動産会社の支店・フランチャイズ店
- 地元の大手不動産会社
- 地元密着で古くからある老舗不動産会社
という3つにわけることができます。この3つの不動産会社には、それぞれ特徴がありますので、しっかりと覚えておいてください。
大手不動産会社の支店・フランチャイズ店とは
大手不動産会社といわれると、テレビCMなどで見る機会も多い「アパマン」や「エイブル」に「センチュリー21」などを思い浮かべると思いますが、これらの不動産会社があなたの街にある場合は、ほとんどがフランチャイズ店です。
このようなフランチャイズ店の特徴は、取り扱っている物件数は多いのですが、あまり自社で管理している物件をもっていない傾向が多いのです。
良い点
- 物件数は豊富である
- 利便性が良い場所にお店がある
- 接客態度などには好感がもてる
悪い点
- 自社管理物件が少ないので、家賃交渉などが難しい
- 他社物件が多く、良い物件は廻って来ない
- 何事においても融通が利かない
地元大手の不動産会社とは
どんなに小さい街でも昔から数多くの物件を扱っている大手不動産会社というものはあるものです。例えば○○不動産、駅前支店など同じ地域に支店を数店もっているような不動産会社をいいます。
このような不動産会社は、古くから家主と直接的に関係をもち、家主からの信頼も厚い信用度の高い不動産会社の場合が多いです。
しかし、大手だけあって営業マンにも高いノルマが課せられている場合がありますので、多少強引な営業に感じる人も多いというのが現状です。
良い点
- 数多くの物件を取扱っている
- 家主と良好な関係を築いているので、家賃交渉などが成功しやすい
- 入居後などのトラブル対応が早い
- 地域全体の物件を取扱っている
悪い点
- 営業マンが多少強引である
- 大手なので、契約の見込みが低いと思うと雑に扱われる
- 新人社員も多く、全ての物件を把握していない社員が多い
地域密着の老舗不動産とは
身内などで経営している小さな規模の不動産屋さんで、どんな街にも存在していると思います。基本的には、ご年配の方が夫婦や親子で経営されている場合が多いのですが、大々的な広告などの宣伝活動を行っている訳でもないので、意外と掘り出し物件が埋もれていたりします。
しかし、家主との付き合いも古く、基本的には家主寄りの不動産会社が多いので、家賃交渉などは意外と難航する可能性が高いようです。
良い点
- 掘り出し物件が埋もれている可能性がある
- 古い物件もたくさん扱っているので、格安物件などがある
- 大手不動産会社などで扱っていないような物件が多い
悪い点
- 取り扱っている物件数が少ない
- 比較的新しい物件が少ない
- 売買を主体としている場合が多い
このように不動産会社にも様々なタイプがありますが、結局は担当してくれる営業マンの質が大事です。どんなに良い物件でも担当してくれる営業マンが適当な人物では、入居後のトラブルなどの時に不快な思いをすることになりますので、良い物件というだけで飛びつくのは止めておきましょう。