賃貸物件の契約時に「前家賃」と「日割り家賃」を支払うことになります。今回はこの「前家賃」と「日割り家賃」について説明していきたいと思います。
前家賃とは
前家賃とは、契約した月の翌月の家賃を契約時に支払っておくことをいいます。例えば3月15日に賃貸契約した場合だと、4月分の家賃が「前家賃」ということになります。
契約した物件がフリーレント物件の場合には、前家賃を支払う必要がなくなるので、初期費用を抑えることができます。
フリーレントについては、別記事の「フリーレント物件を狙って初期費用を抑えよう」で詳しく説明していますので、参考にしてください。
日割り家賃とは
日割り家賃とは、賃貸契約した当月分の家賃を日割り計算して残っている日数分を支払うことをいいます。
つまり、家賃10万円の物件を3月15日に賃貸契約した場合で、16日から入居するのでしたら、残り日数は16日間なので「100000円÷31日=3225円」「3225円×16日間=51600円」ですので、前家賃は51600円となります。
賃貸物件の家賃は前払いが基本
賃貸物件の家賃というのは基本的に前払い制です。つまり、家賃支払い日が毎月25日となっている場合は、10月分の家賃は9月25日に支払っているということです。
その為、退去時には残りの日数分の日割り家賃が返還されることになります。
前家賃と日割り家賃は、結局支払う家賃ですので、契約時に払うか後から払うかの違いだけなのですが、引っ越し当初はなにかと物入りですので、初期費用を少しでも抑えたいと考える人も多いようです。
そのような場合には、月末などに賃貸契約すると日割り家賃を少なく抑えることができるので、初期費用の負担も軽減できます。