住宅ローンの借り換えと聞くと難しく感じる人も多いようですが、要は現在融資を受けている住宅ローンよりも金利などが安いローン商品に借り換えるというだけの単純なものです。
つまり、20年ほど前のバブル期に住宅ローンを組んだ方は金利固定で6〜7%ですが、現在の金利であれば2〜3%で借りることができます。
このように低金利の住宅ローンへ借り換えることで毎月の返済金額やローンの完済金額を大幅に減少することができます。
ただし、住宅ローンというものは基本的に金利から先に返済していきますので、返済期間が残り5〜10年くらいの住宅ローンであれば新しく住宅ローンを組む諸費用などを考えれば借り換えを行わない方が良い場合もあります。
借り換えをするメリット
2012年現在、住宅ローンは非常に低金利になっています。そのため、長期固定金利2.5%以上でローンを組んでいる人にとっては借り換えを行うことで何らかのメリットを得ることは出来るでしょう。
住宅ローンの借り換えで得られるメリットを下記にまとめていますので、参考にしてください。
- 返済総額を大幅に軽減できる。
- 返済期間を変更せずに毎月の返済額を減らすことができる。
- 毎月の返済金額を変えずに返済期間を減らすことができる。
- 長期固定金利で金利上昇のリスクを回避できる。
借り換えをするデメリット
上記でも書いているように住宅ローンの借り換えには様々な諸費用が必要になりますので、現在借りている住宅ローンの返済期間が短い場合にはマイナスとなる場合があります。
今回は借り換えに必要な諸経費を簡単に紹介していきいと思います。
- 現在借りている住宅ローンの抵当権を抹消する費用。
- 抵当権変更に掛かる費用。主に司法書士などへの報酬費用となります。
- 登録免許税費用。融資総額の0.4%を徴収されます。
- 印紙代。契約書に貼付する印紙代で融資金額によって変わりますが2〜6万円が必要です。
- 事務手数料。金融機関側に支払う手数料になります。
- 保証料。保証会社へ支払われる手数料です。
- 繰り上げ返済手数料。現在融資を受けている金融機関へ繰り上げ返済を行う際の費用。
- 団体信用生命保険や火災保険費用なども必要になる場合があります。