住宅ローンの繰り上げ返済とは

住宅ローンの返済中に毎月の返済金額とは別に余剰金などが出来た場合にまとまった金額を返済することを「繰り上げ返済」といいます。

つまり、親御さんの財産分与で500万円の収入があったので、その中から100万円を住宅ローンの返済などに充てることを言います。

繰り上げ返済には、返済期間を短くする「期間短縮型」と毎月の返済額を減らす「返済額軽減型」の2種類があり、債務者がどちらで繰り上げ返済をするのか選ぶことができます。

期間短縮型とは

繰り上げ返済により返済期間を少しでも短くしたい人は「期間短縮型」を選択することになります。

例えば3000万円借入れ、元利均等払い、利息3.0%(固定)で返済開始後5年目に100万円を繰り上げ返済した場合には1年半ほど期間を短縮することができますし、利息額も140万円ほど減らすことができます。

返済額軽減型とは

繰り上げ返済により月々の返済金額を少しでも減らしたいと思っている人は「返済額軽減型」を選択すると良いでしょう。

こちらも上記と同条件の3000万円借入れ、元利均等払い、利息3.0%(固定)で返済開始後5年目に100万円を繰り上げ返済した場合には月々の返済額は4000円ほど減少しますし、利息額も50万円ほど減らすことができます。

繰り上げ返済の計算方法

月々の返済金額が10万円の場合に、100万円の繰り上げ返済をしたからといって、100万円÷10万円で10ヶ月の期間が短縮されるという単純な計算ではありません。

繰り上げ返済によって返済期間を短縮したり、返済額を減少する計算は非常に複雑です。素人の私たちが電卓をはじいて簡単に計算できるものでもありません。

そこでオススメしているのが、各サイトなどにある「繰り上げ返済シュミレーション」です。ここでは、借入額や繰り上げ返済額など5項目ほどを入力するだけで簡単に返済期間や返済額の計算ができますので、気になる方はぜひ試してみてください。

繰り上げ返済のシュミレーションができるオススメのサイトを下記に掲載しておきます。

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