賃貸契約に限らず契約書というのは、難しい文字がギッシリ書かれている面倒くさい物。というのは共通の事実ですが、契約書の確認をおろそかにしていると、後々後悔することになりますので、ちょっと面倒ですが賃貸借契約書はしっかりチェックしておきましょう。
しかし、いざ契約時に契約書を端から端までじっくり読むことはかなり難しいので、今回は賃貸借契約書のなかでも、ぜひ目を通しておきたい重要な項目を紹介しておきたいと思います。
家賃に関する項目をチェック
- 家賃の金額に間違いがないか?
- 支払い方法は銀行引き落としなのか?振込なのか?
家賃の金額だけでなく支払方法も大事です。引き落としだと無料ですが、振込みだと手数料も掛かります。さらに家賃が発生するのが、入居日なのか契約日なのかもチェックしておきましょう。
禁止事項をチェック
ペットの飼育や楽器の演奏など、賃貸物件には細かく禁止事項が決められていますので、チェックしておきましょう。とくに、ペット可となっている物件であれば、ペット飼育は
- 小型犬1匹
- 猫は禁止
などのように指定されている場合があります。
契約の解除をチェック
退去する時の方法をチェックしておきましょう。一般的には退去1ヶ月前までに退去連絡をすることになっていますが、不動産会社や物件によっては、退去連絡が2週間前だったり、50日前だったりします。
また、退去連絡の方法も電話でOKという所もあれば、必ず不動産会社が決めた書式でFAXを義務としている場合もあります。
さらに、解約時の敷金の返還についてもチェックしておきましょう。近年では、敷金返還のトラブルが多発していますので、とても重要です。
詳しくは「敷金として請求される金額の主な内訳について」を参照ください。
修繕費の負担割合
そして、契約書のなかでもっとも、注意して欲しいのが修繕費の割合負担です。設備品が故障したり、破損した場合の費用の割合が記載されています。
ここの項目をしっかりチェックしておかないと、設備品が故障した時や退去の際にトラブルとなることがあります。
更新料をチェック
賃貸借契約書のなかで、意外と見落とされがちなのが、契約更新時の手数料です。基本的に賃貸物件は2年契約ですので、2年周期で再契約することになるのですが、この時に契約更新手数料というのが発生します。
金額は不動産会社や物件によってマチマチで、家賃1ヶ月分という場合もあれば、一律10000円という場合もあります。家賃1ヶ月以上の手数料が掛かる場合は、ちょっと高い気がしますので交渉してみましょう。