賃貸物件は基本的に2年間の契約になっていますので、2年に1度は契約の更新をしなければなりません。まれに自動更新となっている物件もありますが、ほとんどの物件は再契約という形をとりますので、契約更新時に再度、手数料などを支払うことになります。
手数料は物件や不動産によって違いますが、相場として家賃1ヶ月ほどだと思います。この手数料は不動産会社にとって大事な売上ですので、大半の不動産会社が2年に1度の契約更新制度を取っています。
契約更新を逆手に取って交渉しよう
契約更新は手数料の支払いなど無駄な出費がでるので、嫌っている入居者も多いのですが、しかし、ちょっと考え方を変えると家賃交渉の絶好のタイミングであるとも言えます。
契約更新というのはで、先ほど書いたように不動産会社にとって非常に重要な収入源となっています。新しい契約書を簡単に作るだけで、家賃1ヶ月分の収入が入ってくるのですから当然といえば当然ですね。
そこで、契約更新の案内が不動産会社から届いたら、早速不動産会社に連絡をとって、家賃の値下げ交渉を行いましょう。物件は入居当時より2年も古くなっているのですから、少々の家賃値下げは当然の主張です。
さらに別の記事で紹介している『入居後に家賃を下げるマル秘テクニック』を合わせて使っていけば、かなりの確率で成功すると思います。
家賃の値下げがダメなら設備投資の交渉をしよう
もし、家賃の交渉が難しいと思ったら、目先を変えて設備の投資を交渉しましょう。
例えば和室がある物件なら、畳の交換などを家主負担で行ってもらえないか交渉してみたり、ウォッシュレットが装備されていない物件などは、ウォシュレットの増設をお願いしてみるのも良い方法だと思います。
家主もこれからの時代、ウォシュレットくらいは備わっていないと借り手が付かないことは承知していますので、いつかタイミングを見て設備の増設を考えている場合が多いのです。そのため、契約更新時に入居者から申し出があれば、すんなりと設備の増設に応じてくれる場合が多くありますので、ぜひ実践してみてください。
ウォシュレットの増設が難しくても、私の経験からいえば畳の交換くらいであればほとんどの家主が対応してくれると思います。もし、ここで交渉に応じてくれない家主は、よほどのケチなのか、あるいは不動産会社が本当は家主に連絡していない可能性が高いと思います。