家賃の値引き交渉は入居後でも十分に可能だということをご存知でしょうか?私は数年間、不動産会社に勤めていましたが、意外と入居後に家賃交渉をしてくる人が少ないことに驚きました。
そこで今回は、入居後に家賃交渉をするやり方をわかりやすく紹介していきたいと思います。
物件で空室がでた時がチャンス
まず家賃交渉するためには、明確な理由を手に入れることが必要です。ただ、やみくもに「家賃を下げてください」とお願いしても、不動産会社も家主も相手にはしてくれないからです。
家賃交渉する手段はいくつかありますが、今回はもっとも効果が高い方法を紹介していきます。
それは、「今住んでいる建物内に空き室が出た時」です。このような場合は、必ず不動産会社のホームページをチェックしてください。
空室になってから2ヶ月以降がチャンス
空室が出たからには、その部屋の入居者募集を行っているはずなので、まずはその部屋の家賃をチェックしましょう。募集当初は、きっと今あなたが借りている部屋の家賃と同額程度だと思います。
しかし、これが空室のまま2ヶ月、3ヶ月と続いていくと、ある日突然家賃が下がっている場合があります。これは不動産会社が入居者を早急に確保したい為に、家賃を値下げしたということですね。
もし値下げ幅が1000円や2000円程度であれば、仕方ないと諦めもつくかも知れませんが、家賃が5000円ほど下がっていた場合には、年間計算で6万円も違うのですから、同じ入居者としてはちょっと納得できませんよね。
つまり、まさにこのようなタイミングで家賃交渉を行うと、かなり高い確率で値引き交渉が成功するというわけです。
家主にまで話を通すことが大事
ただし、ここでは不動産会社に問い合わせを行う時期が重要になります。まだ入居者を募集している段階では、不動産会社に問い合わせをしてはいけません。このタイミングだと、入居者募集の家賃を元の金額に変更されて終わってしまう可能性があるからです。
値引き交渉を行うのは、必ず入居者が決まった後にします。これならばもう元の家賃に戻すことはできませんので、こちら側の交渉のネタとして使えるからです。
もちろん不動産会社もそう簡単に家賃を下げてくれませんが、とにかく家主に交渉してほしいと強くお願いしましょう。不動産会社は当然しぶってくるのですが、なんとか家主まで話を通せば、案外あっさりと家賃の値下げに成功するケースも多いからです。