賃貸物件を借りる際にで、値引き交渉ができないと思っている人が多くいますが、実は賃貸物件の値引き交渉は意外と簡単にできてしまいます。
特に値引き交渉といえば、「家賃」の値引きを思い浮かべる人が多いと思いますが、もし家賃の値引きができなくても他に値引き交渉するポイントはたくさんあります。
ですので、ぜひ賃貸物件を借りる際には値引き交渉にチャレンジして欲しいのですが、その際に注意しなければならない点もあります。今回はその点について解説したいと思います。
家賃交渉をするなら「礼金」が狙い目
家賃以外で値引き交渉できる部分としては、「敷金」「礼金」「仲介手数料」「日割り家賃」などがあります。
この中でぜひ狙って欲しいのが
- 礼金
- 日割り家賃
です。
礼金とは、単純に家主に対するお礼金ですので、もっとも値引き交渉がしやすい部分でもありますし、フリーレントが一般的に浸透してきている現在では、日割り家賃の値引き交渉も非常に効果があります。
たまに値引き交渉をしていると、不動産会社が「敷金」の減額を提示してくる場合があります。しかし敷金というのは、あくまでも家主に預けているだけで、本来はあなたのお金なのですから、それを減額(値引き)というのはちょっとおかしいですよね。
したがって、敷金の減額を提示してくる場合にはきっぱりと断っても構わないと思います。
「仲介手数料」の値引き交渉はリスクが高い
一方で、ぜひ覚えて置いてもらいたいのが、「仲介手数料」に関することです。率直に言ってしまって、「仲介手数料」の値引き交渉は、それなりにリスクが高いのであまりオススメできません。
この仲介手数料というのは、唯一不動産会社の利益にあたる部分なので、これを値引き交渉しようとする人は、はっきり言って不動産会社としては面白くないわけです。仮にあなた以外にその物件を気に入っているお客さんがいたとしたら、間違いなく不動産会社はそちらのお客さんで決めてしまうでしょう。
したがって、もし気に入った物件がある場合には、なるべく仲介手数料以外の項目で交渉するようにした方が賢明ということです。