更新料とは、1年または2年ごとの契約更新時に支払う費用のことです。一般的に賃貸物件の契約は2年満期となっている場合が多く、さらに継続して住み続けたい場合には、新たに契約更新を行う必要があります。
その際に、借主から貸主に対して支払うのが更新料となっています。更新料は契約時の礼金的な意味合いが強く、いわば家主に対して、「継続的に住まわせて頂いてありがとうございます。」という礼金と考えた方がよいでしょう。
もちろん、1度更新料を支払ってしまうと、その後1ヶ月ほどで退去しても返金されることはありません。
更新料の金額
更新料の金額は物件や地域によって様々ですので一概に金額を明言することはできませんが、一般的には家賃の1ヶ月〜2ヶ月分を支払います。
更新料は全国的にみられる習慣ですが、東京都を中心とした関東圏で多くみられます。地方などにも2年ごとの契約更新はありますが、高くても家賃1ヶ月分くらいであり、物件によっては一切更新料が掛からない物件も多くあります。
更新料と更新手数料は別
更新料と更新手数料を同じだと考えている人が多いようですが、この2つはまったくの別物です。更新料とは、借主が貸主に対して支払う費用で、更新手数料は借主が不動産会社に対して支払う費用のことです。
つまり、契約更新の際には管理している不動産会社が再契約書などを準備しますので、その際の事務手数料となっているのが更新手数料なのです。
更新料を安く抑えるコツ
更新料が家賃の2ヶ月分という物件だと2年に1回は必ずかなりの出費を覚悟しなければなりません。そこで、更新料を安く抑えるコツを紹介してみたいと思います。
まず、最初に紹介するのが更新料が不要な物件です。例えば特優賃やUR賃貸などは更新料が不要となっていますので、ぜひ検討してみてください。
また、賃貸契約をする際に契約書を確認すると必ず更新について明記されていますので、更新料が2ヶ月となっている物件などは、契約段階で更新料を1ヶ月分に値引きしてもらう交渉をしてみましょう。このタイミングだと、かなり高い確率で値引き交渉が成功します。
どうしても値引き交渉ができない場合には、毎月の家賃を2000円〜3000円上乗せしても良いので、更新料を無料にしてもらえないかという交渉も効果的です。
