マンスリーマンションやウィークリーマンションという物件があることを知っていますか?その名の通り、通常の賃貸物件と違い、マンスリー(月単位)やウィークリー(週単位)で部屋を借りるというタイプの物件です。
基本的には生活に必要な家具や家電が初めから設置してあり、賃料のなかに水道光熱費などが含まれています。さらに敷金や礼金が掛からないので、手軽に借りることができると人気の物件なのですが、マンスリーやウィークリーにはデメリットとなる部分もあります。
今回はマンスリーとウィークリーのメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。
マンスリー・ウィークリーのメリット
- 月単位や週単位で借りられるので、長期出張や入院患者の看病などに適している
- 敷金や礼金を支払う必要がないので、初期費用を軽減できる
- 水道光熱費が賃料に含まれているので割安感がある
- 保証人が不要な物件が多くある
- 入居審査などが非常に甘い
- 家具・家電が揃っている
- 駅近物件が多く交通の便が良い
このようにマンスリー・ウィークリーのメリットは着替えのみで入居することができ、賃料のお手頃感と手続きの簡素化にあると言えます。しかし、デメリット部分でも触れますが、賃料などは一定の条件を満たす必要がありますので注意しましょう。
マンスリー・ウィークリーのデメリット
- 長期間借りないと賃料は安くならない
- 賃料の前払いとなるケースが多く、初期費用が高くなるケースがある
- 入居審査が甘いので入居者のなかにはモラルが低い入居者もいる
- 場所が限定されている
このようにマンスリー・ウィークリーにはデメリットがあり、とくに注目して欲しいのが賃料です。マンスリー・ウィークリーは安いというイメージがあるかも知れませんが、これはあくまでも一定期間以上借りた場合です。
現に私が勤めていた不動産でもマンスリー物件を扱っていましたが、1ヶ月だけ借りる場合だと1ヶ月分の賃料は10万円近くなりました。近隣の同タイプの賃貸物件の相場が6万円くらいですので、水道光熱費を含んでいたとしても割高です。
しかし、利用月数が3ヶ月、6ヶ月と長期になると1ヶ月当たりの賃料換算で5〜6万円ほどになりますので、光熱費を考えるとお得になりますが、利用料金を前納する必要があります。
マンスリー・ウィークリーの利用に適している人
マンスリー・ウィークリーの利用に適している人は、
- 自宅の建て替えの仮住まい
- 看病の付添者などの拠点
- 受験勉強
- 長期出張
- 出稼ぎ労働者の拠点
などが考えられます。